柳井と甘露醤油(かんろしょうゆ)

 天明年間(1780年代)に当地の醸造家高田伝兵衛が創製した芳香にして美味なる醤油を時の藩主に献上したところ「甘露甘露」と賞賛されたのが、その名の由来です。
 醤油造りに適した柳井の風土の中で、2年以上の歳月をかけて、じっくりと仕上げたその味は天下一品です。
 現在柳井市内に2軒の蔵元があり、全国各地に出荷されています。

(株)佐川醤油店
〒742-0021
柳井市柳井3078-1
(白壁通り)
TEL0820-22-1830
 
重枝醤油醸造場
〒742-0022
柳井市柳井津483
(白壁通り)
TEL0820-22-0107
http://www.shigeeda.com/ 
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醤油のいろいろ
日本の食卓に欠かせない醤油。
最近では海外のスーパーなどにも置かれるようになってきた醤油。
ところで、醤油には様々な種類があることを知っていましたか?
● 濃口醤油(こいくちしょうゆ)
 醤油消費量の約80%を占め、一般的に広く使われているのが「濃口(こいくち)醤油」です。
 つけ醤油、かけ醤油、煮物醤油のほか、あわせ醤油にも適しています。
 原料は、大豆と小麦をほぼ等量に用い、主に関東地方で発達してきました。
 香りが強いのが特徴です。
 塩分は16〜18%です。
● 淡口醤油(うすくちしょうゆ)
 色がうすく、料理の素材がもっている色や味わいを生かす関西料理には欠かせない醤油です。
 加熱調理用なので煮物、お吸いもの、鍋ものなどに適しています。
 原料には、大豆、小麦のほかに、蒸米や甘酒を用います。
 兵庫県龍野地方で造りはじめられました。
 やや強い辛みがあります。
 塩分は18〜19%です。
● 溜醤油(たまりしょうゆ)
 トロリとしたコクのある味が特長です。
 料理の味を濃厚にしたいときに、うってつけの醤油です。
 照り焼、煮物、刺身、煎餅やおかきのつや出しなどにも適しています。
 原料の割合は、大豆に極めて少量の麦を加えたもの。
 愛知・岐阜・三重県などで、古くから愛用されています。
● 甘露醤油・再仕込醤油(さいしこみしょうゆ・かんろしょうゆ)
 柳井の名産で「甘露醤油」とも呼ばれ、色も成分も、特に濃厚な醤油です。
 原料は濃口醤油と同じですが、もろみをつくる仕込みの工程で食塩水のかわりに、加熱しない醤油を使うのが特長です。
 仕込みを二度繰り返すのでこの名称があります。
 刺身などのつけ醤油に適しています。
 山陰地方、山口県、九州の一部で親しまれています。

● 白醤油(しろしょうゆ)
 淡口醤油より、更にうすい醤油です。
 茶碗蒸、きしめんなど、出来上りをうすい色に仕上げたときに使われます。
 使う前には沸騰させ、アク抜きを。
 原料は、精白した小麦と少量の炒った大豆でこうじを作り、工程中の色の濃度を強くおさえます。
 愛知県が主な生産地です。

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