柳井・大島・上関・岩国の伝統の味
茶粥(ちゃがゆ)
17世紀初頭、吉川氏が岩国へ移封以来、米の節約のため「茶粥(ちゃがゆ)」を奨励したと言われているが、お茶の成分や、茶粥の消化の良さから「健康食」ともいわれる。
また、その炊き方には各家々での秘訣があり、手が込んでいたので、いわゆる「風流食」という人もある。
そのいずれもの特色をもったものが「茶粥」と言えよう。 |
また、柳井近隣の周東地域一円は「さつま芋」の栽培が卓越していたので、「芋粥」が郷土料理の一つとして発達した。
茶の渋味とさつま芋の甘味が調和して好まれたようだ。
柳井地方では、その味が再発見され、今日もなお好まれる伝統料理の一つとなっている。
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材料
(10人分)
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米7合、煎茶(粉末)3.5カップ、さつま芋約800グラム(中4本位)、水2リットル |
作り方
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1.米はサッと洗う(ぬかが残るように)。
2.水の中で茶袋に入った粉茶を入れて、米とさつま芋を入れる。
3.強火で約12分位煮えこぼれないように、アクをすくいながら炊く。 |
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